骨粗しょう症とは
骨粗しょう症は、骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなる疾患で、女性に多い病気としても知られています。
なお骨の強度が低下する主な要因ですが、女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏、加齢、運動不足などの生活習慣の3つが考えられます。
なお骨粗しょう症は、原発性骨粗しょう症と続発性骨粗しょう症に大きく分類されますが、全体の約90%を占める「原発性骨粗しょう症」に関しては、とりわけ閉経後の女性が発症しやすいことが知られています。
病状が進行し、大腿骨頸部や腰椎椎体骨折を起こすと寝たきりや生命予後にも影響します。
なお、続発性骨粗しょう症は、病気(甲状腺疾患や関節リウマチなど)や薬(ステロイドやワルファリンなど)、栄養障害(無理なダイエット当)などが原因で起こる場合を言います。
どちらの骨粗しょう症であったとしても骨折リスクを減らすために、正確な検査と予防や治療が必要です。
当院では、最新の骨密度測定装置検査と体組成計、問診で骨折リスクを診断、また血液生化学検査などを利用し、数多い薬物療法の選択を患者様と相談していきます。
当院で行う主な治療法(保存療法)は以下の通りです。
1. 運動療法
腰背部、腹部周辺の筋肉を鍛えることで、腰の痛みの悪循環を改善するために重要です。
整形外科医の指示で、理学療法士らが指導(運動器リハビリテーション)していきます。
2. 筋肉運動やストレッチ
器械を使い、無理なく短時間で有用な腰背部、腹部、骨盤周囲筋に好循環を与えます。
3. 物理療法
安全な器械を使い、血流をよくし、筋肉疲労の改善をはかります。
4. 有酸素運動
万歩計利用(ヨコハマウォーキングポイントなど利用)によるウォーキング指導
5. 薬物療法
活性型ビタミンD、PTH製剤、ビスフォスフォネート製剤、SERMなど