リハビリテーション科とは
主にリハビリテーション(リハビリ)を専門とした外来がリハビリテーション科です。
当院では運動器リハビリテーションを行います。
理学療法士(PT)の指導のもと、体の全部や一部を実際に動かして関節の可動域を拡げたり、筋肉の質を高めたりします。
機能の回復や慢性的な痛みの改善をはかります。
理学療法士(PT)とは、運動療法や器械を用いて、自立した日常生活が送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職(国家資格)です。
体成分分析装置
体成分を正確に分析し、あなたの体がサルコペニアになりそうか、上肢、下肢、体幹のどの部分の体脂肪が多く、筋肉が落ちているかを痛みなく調べます。
タンパク(肉や魚など)を中心とした食事に気をつけて頂いて、半年運動して頂き、筋量が増加し、運動効果があったかを診断します。
また水分の不足やむくみがあるかも判定します。60歳以上の女性は、当院の骨密度測定をし、骨量も増えれば、より運動効果がわかります。
リハビリの対象となる主な症状
- 首や肩が痛い
- 腕が上がらない
- 手足がしびれる
- 腰が痛い
- 歩くと膝が痛む
- けがで体がよく動かない
- 体を動かすと痛みがはしる
- スポーツ活動に早く復帰したい
- 手術後のリハビリテーション など
リハビリテーション科で行う主な治療内容
運動療法
身体全体または一部を動かすことで、症状の軽減や機能の回復を目指します。
予防や治療の目的で、筋力と柔軟性、バランス能力の改善に取り組む内容となっています。
患者様ご自身の自然治癒力を増進させるのが運動療法の特徴です。
パワープレートは、理学療法士の指導のもとで短時間、効率的な筋力トレーニングが可能な運動器リハビリテーション器械です。
- パワープレート
筋肉運動
筋力増強トレーニングとのことです。4台の中高齢者および外傷者むけの運動器械ウェルトニックがあります。
カードによる運動履歴管理でより安心で無理なくより効率的なトレーニングが実現できます。
ストレッチ
運動療法、筋肉運動前後に、関節の柔軟性を整えます。
- シンクロウェイブ(SD療法)
- コアトレチェア
有酸素運動
楽しくマイペースでエネルギーを消費しながら下肢筋力を鍛えます。
下肢筋量が増えると脂肪の消費が期待されます。
- リカンベントバイク
認知症予防トレ
無理なく楽しく体を動かしながら、頭を使います。
脳を含めた全身の血流アップにつながります。
- コグニバイク
- デジタルミラー
物理療法
物理的な作用を加えることで身体の治療を行うのが物理療法です。主な治療法は以下の通りです。
これらによる効果は、運動療法のサポートにもなります。
牽引療法(スーパートラック)
腰椎、頚椎を牽引する事で物理的に疼痛を緩和させます。
ウォーターベッド(アクアタイザー)
水圧で全身を刺激し、体の柔軟性とリラクゼーションを生み出します。リラクゼーションストレッチになります。
低周波療法(ポラリスカイネ)
0.5〜11000㎐の干渉低周波が深層の筋肉を刺激し、慢性痛を緩和します。
低周波療法(カイネタイザーKT104)
マイクロカレント(微弱電流治療)による治癒の促進やハイボルテージ(高電圧治療)による柔軟性改善効果を1台に搭載し痛みを緩和します。
温熱療法(ホットリズミー)
振動する温熱パックの力で血行を良くし、痛みを緩和します。
超音波療法(UST-770)
二つの超音波の力を利用し深部の筋緊張を緩和(ミクロマッサージ効果)したり、骨折治癒を促進(低出力パルス超音波)します。
超音波骨折治療(オステオトロンⅤ)
低出力パルス超音波(LIPUS)により効率的に骨形成し、骨折治癒を促進します。
*患者様の状態に合わせた「自主トレーニング法」や「日常生活上の注意点」などについても丁寧にアドバイスいたします。